小児矯正について
矯正治療を始める
タイミングが重要です
お子さまの矯正治療は大人と違い、お口の成長具合によって始めるタイミングや治療内容が変わります。顎の発達や成長を利用して負担の少ない治療ができる一方、適切な時期を逃すと治療が困難になってしまう場合もあります。専門医レベルの治療でなくても、お子さまの成長を見ているかかりつけ医だからこそ、将来の歯並びとお口の健康のためにおすすめできる治療がありますので、気になることがあればお早めにご相談ください。
お子さまの
お口の悩みはご相談ください
- 歯並びが気になる
- いつもお口がポカンと開いている
- 矯正を始めるタイミングが分からない
- 発音が気になる
- 永久歯がなかなか生えてこないので心配
- 指しゃぶりの癖がある
当院の小児矯正
矯正無料相談を行っています
当院は、小児矯正を検討している方、お子さまの歯並びが気になるけれど矯正が必要か分からない方に対して、無料相談を実施しています。矯正治療についての疑問や不安な点など、なんでもお気軽にご相談ください。お子さまの歯とお口の状況を確かめた上で、丁寧にお答えします。
歯並びが悪くなる原因にも
アプローチします
歯並びが悪くなる原因として、「舌が正しい位置にない」「口呼吸になっている」「姿勢が悪い」などがあります。口腔筋機能療法(MFT)は、このような癖を改善して、舌や唇、頬など、お口の周りの筋肉を強化することで歯並びを整えます。当院では、歯並びの改善と正しく機能させることを目的に、小児矯正にMFTを取り入れています。
一人ひとりに合わせた
治療計画をご提案します
お子さまの年齢やお口の状態、症状などに合わせて適切な矯正治療を行うことが大切です。当院では、まず初めに歯並びが悪くなる原因を改善するための治療を行い、その後に複数の矯正装置を組み合わせた治療を行っていきます。お子さま一人ひとりに合わせて適切な治療計画をご提案いたしますのでお気軽にご相談ください。
Ⅰ期治療とⅡ期治療について
小児矯正は、矯正治療を始める時期によって治療内容が大きく異なります。
Ⅰ期治療とⅡ期治療を正しく理解し、適切なタイミングで矯正治療を始められるようにしましょう。
5歳~12歳頃 Ⅰ期治療
永久歯が生え揃う前のこの時期は、顎の成長段階にあるため、土台から整えて歯が並ぶスペースを確保することができます。永久歯と乳歯が混ざり合っている5~12歳頃、「混合歯列期」に実施するのがⅠ期治療です。Ⅰ期治療では健康な歯を抜歯することはなく、痛みも少ないため、お子さまへの負担を減らすことができます。
12歳~成人 Ⅱ期治療
永久歯が生え揃ったこの時期は、顎の成長も止まるため成人矯正と同じ手法で治療を進めていきます。12歳を過ぎた後は、時間が経過するほど矯正治療の負担が大きくなってしまうことも考えられるため、可能であればⅠ期治療のタイミングで始められるとよいでしょう。早い段階で矯正治療を開始することで、お子さまへの負担軽減はもちろん、費用面でもメリットがあります。
矯正装置の種類
-
床矯正
顎の成長に合わせて装置を徐々に拡大して、歯が並ぶスペースをつくります。床矯正装置は、就寝時をメインに一日のうち一定時間に装着して顎を広げます。取り外し可能なため、食事や歯みがき時の負担は少ない一方、装着時間が短いと効果が得られないため、ご家族の協力が必要となります。
-
バイオネーター
筋肉の動きを利用して下顎を前方に成長させる装置です。噛み合わせの位置を変えられるのがメリットで、出っ歯(上顎前突)や噛み合わせが深い状態(過蓋咬合)などの治療に効果があります。取り外しが可能で、就寝時をメインに一日のうち一定時間に装着することで歯並びを改善します。
-
プレオルソ
やわらかい素材を使ったマウスピース型の矯正装置です。成長期のお子さまが使用することで永久歯が生える土台をつくります。口にフィットするため違和感や痛みが少なく装着は日中の1時間と就寝中だけと負担が少ないのが特徴です。歯並びに影響する口のまわりの筋肉のバランスを整えるため、治療後の後戻りの可能性が低いのもメリットです。
-
ムーシールド
受け口(下顎前突)を改善するためのマウスピース型矯正装置で、舌や口のまわりの筋肉の状態を整えます。使用するのは就寝中が基本で、日中も装着するとより効果があります。3歳頃から始めることができ、永久歯が生える前の乳歯列期に使用すると正常な顎の発達が期待できる方法です。